兼定 さて、先生。もうすぐクリスマスですねぇ。
谷 そうですね。
兼定 クリスマスというと、どんな思い出がありますか?
谷 最近、早いですよねぇ。もう、イルミネーションとかするのがね。
兼定 う~ん。はい。
谷 11月ぐらいからもう、ずっと、やってますけど。
兼定 そうです、そうです。
谷 あんまり、明るい感じがしないんですよね。私はね。
兼定 えっ。どうしてですか?
谷 よく考えてみたんですけど、やっぱりなんか、司法試験のね、
あの頃の記憶が引きずってるのかなと思いまして。
兼定 えっ。司法試験って、確か、試験がいくつかに分かれてますよねぇ。
谷 そうそう。年3回あってね。
兼定 う~ん。
谷 で、5月と、7月と、あとまあ、それ通ると、10月が待ってるんですけど。
兼定 う~ん。
谷 落ちる発表も大体10月ぐらいなんですよね。
兼定 あ~ぁ。
谷 論文試験、終わったときに。
兼定 はい。
谷 論文試験って、皆、落ちちゃいますから。
兼定 はぁ。
谷 で、論文試験、通れば、口述はまあ、どうにかなるってところ、あるんですけど。
兼定 う~ん。
谷 論文の発表が終わったのが10月ぐらいで、まあ、1番落ち込みますわねえ。
兼定 あっ。結果によってはねぇ。
谷 結果によっては、落ち込んでて。
なんとか、その、気持ちを立て直して、「もう1年頑張ってみようか」とかって、
自分に言い聞かせてる頃に、こう、イルミネーションが街を飾ると。
兼定 はぁ~あ。辛いですねぇ。
谷 辛いんですよねぇ。なんか、皆、楽しそうだし。
兼定 うん。
谷 自分は、「全然、楽しくないし」みたいな。
兼定 あ~ぁ。
谷 「今日も、家で勉強しなきゃいけないし」みたいなね。
兼定 あ~ぁ。
谷 あの頃の、その、20代後半の頃の記憶が、
やっぱり、ずっと引きずってるのかなぁとか、思ったりして。
兼定 と、言うことはね、10月に、心ならずも「もう1年頑張りましょ」みたいな結果がでてしまったと。
谷 うん。
兼定 そして、「よし、じゃ、頑張るか」って、やっとその気になった11月ぐらいから、
街はクリスマスだなんだ、言い出して。
谷 うん。
兼定 その、ジングルベルであるとかイルミネーションが、
こう、僕を後押ししてくれるっていうふうに、思えないわけですね?
谷 全く思えないですね。(笑)
兼定 あ~ぁ。
谷 なんか、遠い世界みたいな。
兼定 ふ~ん。
谷 華やかな分だけ、寂しいみたいな。
兼定 なるほどねぇ。そういった辛いご経験もあって、今があるということですよねぇ。
谷 そうですね。(笑)
兼定 う~ん。
谷 でも、もう、44ぐらいですからね。
兼定 はい。
谷 別に、クリスマスだからって、何も思いませんけどね。
兼定 いや。でも、まだね、お子さん、お小さいですしねぇ。
谷 ええ。
兼定 今年、ご家庭では、いかがでしょうかねぇ?
谷 家で、こう、ケーキ買って帰って、皆で祝ったっていうのも、あんまり記憶ないんですよね。
兼定 て、いうのは、パパがいらっしゃらないという?
谷 仕事してたんでしょうね。
兼定 ですよねぇ。(笑)
谷 うん。今年は、だからちょっと、ケーキでも買って帰ろうかなと思ってますけど。
兼定 う~ん。今年は、パパ、初参加型ですね。
谷 そうですね。
兼定 はい。楽しくなるといいですね。
谷 はい。