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みらいレシピ「谷清司の法律歳時記」放送内容

 

孤独に耐える力(平成21年11月1日)

兼定 さて、先生、最近の子ども達、夢がないであるとか、孤独であるとか、言われますけれども、
    どういうふうにお考えですか?

 谷  うん。
    まあいろんな原因がね、あると思うんですけども、戦争が終わってから、もうずいぶんなりますから、
    社会が成熟してきて、まあ、その、盛りを過ぎてきて、いろいろ難しい問題出てきてるとか、
    そういうこともあると思うんですけれども、しかし、その、大昔から人間っていうのは
    やっぱり孤独なもんなんですよね。

兼定 う~ん。

 谷  で、皆孤独で、孤独じゃない人などいないわけで、
    ただ、その、孤独であることが、こう、罪悪視されるというか、友達がいないとよくないみたいな。

兼定 う~ん。

 谷  見方されてるわけですけどね。

兼定 はい。

 谷  そういう見方してること自体がもう、ちょっとおかしいというか。

兼定 う~ん。

 谷  で、人間は皆、孤独なんだけども、その孤独に耐える強さとか、それを受け止めて、
    前向きに生きる強さとかを、身に付ける必要があると思うんですよね。

兼定 う~ん。

 谷  そういうのって、何で身に付くのかと思うと、私は、教養を身に付けていくことで、
    人間っていうのは、孤独に耐える力を付けることができるんじゃないのかなと、考えてますね。

兼定 ほ~う。

 谷  やっぱり、いろんな昔の人の本を読んだり、そういうのを読んでいくとね、やっぱり、皆孤独なんだと。
    その孤独な中で、一生懸命前向きに努力して、いろんなもの生み出したり、あるいは若い頃にね、
    人間ってのは何の為に生れてきたんだとか、あるいは何のために生きてるんだとか、そういった、
    まあ、人は青臭いというかもしれないけど、そういったことを、真剣に考える時期に、そういうことに
    真剣に答えてるような本をね、どんどん読んで、1回徹底的に十代のうちに悩んでおくことなんですよね。

兼定 は~ぁ。

 谷  結局、答えはわからないわけなんだけども、やっぱり心がそれで鍛えられていって。

兼定 う~ん。

 谷  そういうもんが、凄く今の、社会のまあ、教育の中で、軽視されてるような気がする。

兼定 ふ~ん。

 谷  例えば、今、理科教育とか重んじられてますけどね。

兼定 はい。

 谷  理科が大事だとか。

兼定 う~ん。


 谷  何かこう人間をその、労働の単位としてね、育てることしか考えてないような発想がね、
    透けて見えるっていうか。

兼定 ふ~ん。

 谷  もっと大事な、やっぱり心の問題とか、哲学とか、そういったことしっかり若いうちにやらないと、
    人間が貧しくなるよううな気がするんですけどね。

兼定 なるほど。
    とにかく、教養を身に付ける。

 谷  はい。

兼定 わかりました。