兼定 先生、夏真っ盛りですねぇ。
谷 そうですねぇ。
兼定 もう、夏というと、こう、ギャルとの思い出とかいろいろありますか?
谷 いやぁ、そのう、そういう華やかなのはないんですけど、私にとって夏といえば、どうしてもこの、
司法試験の論文試験の思い出が出て来るんですね。
兼定 あ~ぁ。夏ですね、そういえばねあれは。
谷 ちょうど、7月の18日とか19日とかその辺りにだいたい毎年開かれてたような気がするんですけどね。
兼定 ほ~ぅ。ちょうど、今日辺りですよねぇ。
谷 祇園祭りとかね、ちょうどその頃と重なるような。
兼定 はい。
谷 うん。
で、まぁ、あれ、大変なんですよ。3日間行われて、1科目2時間の試験が全部で6科目とか、
まぁ時代によっては7科目とかあって、で、朝2時間と、午後から2時間とか4時間とか。
うん。で、ともかく暑いんですよね。
兼定 はい。
谷 で、あの頃は私が受けた頃は、全国の条件を同じにするっていう意味で、
試験会場の大学に冷房入れないわけですね。
兼定 え~ぇっ。
谷 で、私は京都の大学で、京都大学で受けたんですけれど、そこの1番教室っていうのが、
すり鉢状のですね、まあ、大きな教室なんだけど、そこにムンムンにですね、人が入ってですねぇ、
それで冷房もないところでですねぇ、試験やってるから、もうぼたぼたぼたぼた、汗は落ちてくるし。
で、私が合格した最後の年は、2人ぐらい途中で倒れて、救急車で運ばれましたしね。
兼定 は~ぁ。
谷 だからもう、それの反省で、今は冷房入れてるみたいですよ。
兼定 あっ、そうですかぁ。よかったですねぇ。
谷 うん。あんなもんねぇ、もう人権も何もね、あったもんじゃないですねぇ、本当に。
兼定 そうですねぇ。
えぇ、この論文の試験が終わって、受かったら、また10月に試験があるんですよねぇ?
谷 そうです。
5月の択一に通って、次、論文に通って、10月に口述に通って、それで最後、合格なんですけど。
兼定 は~ぁ。
谷 択一試験で6人に1人になって。
兼定 6人に1人?
谷 はい。
兼定 ほ~う。
谷 論文試験で8人に1人になって。
兼定 ほ~う。
谷 最後択一で、まぁ、最後、口述試験はまぁ、落ちる人少ないんですけど。
兼定 それでも落ちる方いらっしゃるわけですよねぇ。
谷 はい。だから、最初の2つの試験で48分の1ですよね。
兼定 へ~ぇ。凄いですねぇ。
谷 はい。
兼定 今ね、制度が変わってますけれども、かつては本当に狭き門でしたもんね。
谷 狭かったですね。
兼定 はい。