みらいレシピ「谷清司の法律歳時記」放送内容
苦節十何年の司法試験とロースクール(平成21年4月19日)
兼定 さて、「ロースクール」っていうものがありますよねぇ。
谷 はい。
兼定 これって、昔のイメージですと、アメリカにあるんであるとかね、そんな感じだったんですけれども、
何年か前からロースクールっていうもが、日本にもあるんですけれども、このロースクールっていうのは、
どういうことであるんですか。
谷 うん、前はね、皆さんも、ご存知だと思いますけど、司法試験・・・
兼定 はい。
谷 弁護士とか、裁判官とか、検察官になるには、司法試験通らないといけない。
この司法試験っていうのが、大変な難関だった。合格率が2%ぐらいだったんですね。
兼定 凄いですねぇ。
谷 100人に2人ですから、う~ん。で、それでまぁ、よく司法浪人でね、十何年、苦節十何年勉強してるとかね、
よくあった話なんですが・・・
兼定 え~え。
谷 まぁ、それ自体、ちょっと「合格率が低すぎるぞ」っというのもあるし、あと経済界で、もう少し、
弁護士増やしたらどうだ、みたいな、あるいは、その、地方にね、過疎地とかに弁護士いないじゃないかとか、
まぁ、そういった問題がいろいろあって、弁護士を増やそうじゃないかと、そういう流れになってきて、
ロースクールを作りましょうと。で、ロースクールを出た人だけ、その司法試験受けて、
それで、ロースクール出た人は7割~8割ぐらい、合格者出そうっていうね、
そういう制度を作ろうということで、やったんだけれども、ロースクールができすぎてしまってね、
今現実には2割~3割ぐらいしか、やっぱりまだ、通らないんじゃないかな。
兼定 ほーう。構想としては、7割、8割の合格者を出すはずだったのに。
谷 出すはずだったのに。
兼定 うーん。
谷 よくありますね、国の話でね。こういうのは。(笑)
兼定 ですよね。(笑)
となりますとね、昔でしたら、その苦節十何年っていう、なんか、あの、「あの人いっつも図書館にいるなぁ、
小さい頃から」みたいなお兄さん、いましたけれども、今、それはなしになって。
谷 それが、できなくなったんですね、だからね、うん。
兼定 ロースクール出てないと、司法試験、受けることができないと。
谷 そうです。そうです。
兼定 はい。なおかつ、その、司法試験も何回も受けられるわけじゃないんですよね。
谷 3回ぐらいしかね、受けれないはずですよ。
兼定 ですよねぇ。
谷 うん。
兼定 となると、なかなか大変ですよね。
谷 大変ですよ。でも、逆に言ったら、まぁ、30前にね、もう次の道考えることもできますから。
兼定 あ~あ。なるほど。そんなふうにも、とることもできますね。
谷 できますね。
兼定 う~ん。まぁ、でも、とにかく集中して勉強してほしいということですね。
谷 そういうことですね。
兼定 わかりました。