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みらいレシピ「谷清司の法律歳時記」放送内容

弁護士の孤独(平成21年4月5日)

兼定 さて、弁護士の先生方のお仕事っていうのは、大変だろうなぁと思うんですけれども。

 谷  そうですね。依頼者の方っていうのは、人生に1回しかないようなトラブル抱えて、それがもう何十人と、
        そういう事件持ってるわけですから、非常に煮詰まるところがありますね。

兼定 う~ん。

 谷  孤独な弁護士、多いんですよね、だから。依頼者の方っていうのは、私どもに相談されてますけども、
        私どもの相談相手っていうのは、いないんですね。もちろん、守秘義務の関係もありますから、
        事務所の外の人とはそういう話できないですし、また、それから、家族といっても、そういう話はやっぱり、
        ちょっと、控えないといけない。

兼定 そうですねぇ。

 谷  また、仮に、聞いてくれるとしても、そんな話してもね、こちらも説明が長くなって、
        相談するのが面倒くさくなってしまうと。要するに、結局、一人で抱えてるしかないっていうことで、
        みんな、孤独ですね、弁護士はね。だから、大体弁護士ね、ベテランになってくると、
        みんなそれぞれの世界に、なんか没頭し始めるんですね。
        海に潜るのが好きとかね、ゴルフに行きまくるとかね、酒飲みまくるとか、みんな、それぞれに、
        ちょっとずつおかしくなっていく(笑い)ところが・・・

兼定 て、いうのは、それは、もう、発散させる場所を見つけるということですか。(笑)

 谷  そうだと思いますね。
        あんまりその、一人でいるというのはよくないんですよね、だから。自分の精神の平行を保つ意味でも。
        うちの事務所なんかですと、スタッフ、事務局員ですけども、その子達もいっしょに事件、タグを組んで、
    いっしょにやっていきますんで、相談しながら進められるし、何かとこう自分の精神の平行を保つのにね、
        お互いに頑張れていいんですね。

兼定 ほ~う。そうですかぁ。従来ですとね、女子のスタッフの皆さんはお茶くみだけでいいですよとか、
        コピーとるだけでいいですよ、みたいなのも、あったような時代もありましたが、
        弁護士法人サリュのスタッフの皆さんはいっしょに問題解決に携わる。

 谷  そうです。もともとその、法律事務所、勤めたいって考えてる子ども達っていうか、そういう人達っていうのは、
        みんな人の役に立ちたくて来てるわけですから、やりがいも持てるし、
        だからその「うちは5時からもう自分の時間があります」みたいな人はですね、逆に採らない。

兼定 なるほど。(笑)

 谷  「仕事に人生賭けます」みたいな、そういう子達ばかりですね。

兼定 充実してますね。

 谷  はい。